2023年11月3日 3126号

 

 

EAIC「東アジア保険会議」

 

10月18日は「東アジア保険の日」

 

EAIC(東アジア保険会議)は、2006年、ブルネイ・ダルサラーム国のバンダルスリブガワンで開催された第23回EAIC大会において10月18日を「東アジア保険の日」とする「バンダルスリブガワン宣言」が採択された。こうした中、一般社団法人 生命保険協会(清水博会長)から、このEAICの活動状況についての紹介とともに、EAIC田中事務局長(写真)からのメッセージが寄せられているので取り纏めて紹介する。

 

「東アジア保険の日」にあわせて事務局長がメッセージ

 

■2006年「EAICバンダルスリブガワン宣言」について

冒頭に紹介した「2006年EAICバンダルスリブガワン宣言」(2006年8月2日採択)の内容については以下の通り。

 

「我々EAIC理事および各都市代表理事は、2004年のEAICバンコク宣言に従い、2006年に開催された第23回EAICバンダルスリブガワン大会において、2007年から毎年10月18日を各メンバー地域共通の「東アジア保険の日」として祝うことを決めた。

 

この日は、1962年にEAICの第1回会合が東京で開催された象徴的な日である。

 

■EAICの活動状況(EAIC田中事務局長よりのメッセージ)

EAIC(East Asian Insurance Congress)は、1962年の第1回大会以来、隔年で大会を開催しており、2024年は香港において第31回大会が開催される予定である。

 

また、2026年には東京で大会が開催予定であり、生命保険業界が中心となって開催に向けて準備を進めていく予定である。

ところで、「東アジア保険の日」である10月18日は、1962年にEAICの第1回東京大会が開催された記念すべき日に由来しているが、EAIC設立のきっかけは、フィリピンのナショナル・ライフ社のセビリア氏と、後にFALIA(公益財団)法人国際保険振興会)の初代理事となる福室泰三氏との深い交流から、アジアで隣国の社会保険制度の知識を共有し合い、友好関係、相互理解を高めていくべきだと国際会議を開催する考えに至った。その後、EAICは東アジア最大の国際保険会議に発展するわけだが、(EAICは)もともと個人的な友情関係友情関係に基づき発足しており、長く続けていくためには政治や宗教による介入を排除しようと賛同者の属する都市ベースでの持ち回り開催を行っているのが極めて特徴的だ。

 

「東アジア保険の日」は、その後、第23回大会(2006年)理事会において、東アジア各国共通の保険制度をPRする日として制定され、地域の状況に合わせた教宣が各地で展開されている。これまでアジア各国にてマスコミを通じた保険制度の周知や大学等での教宣講義など、地道なリテラシー向上が進められている中、日本でも国内外業界紙へのコメントの寄稿、生命保険協会ホームページからのEAICの情報発信などが行われている。

 

アジア地域以外からの参加国も多数

 

EAICは、1962年から2年ごと偶数年に定期的に開催しており、東京、マニラ、バンコク、ソウル、台北、クアラルンプール、ジャカルタ、シンガポール、マカオ、バンダルスリブガワン、香港などの各都市を巡ってきたが、第30回(2020年)はコロナ禍の影響によりはじめて延期となった。2022年は、EAIC発足年である1962年から60周年を迎える記念の年であり、再延期は避けようとオンライン理事会で決定し、EAIC始まって以来、初のオンライン開催を実施した。

 

コロナ禍の影響、気候温暖化、高齢化社会、DX、CXなどのトピックを盛り込み、今後の40年を展望する会議となった。EAICのオフィシャルメディアパートナーである、アジア・インシュアランス・レビュー誌のネットワークとウェブサイトを活用して、生命保険、損害保険、再保険と、保険業界を包括して幅広い議論を行うことができたと思う。

 

保険業界が大きな転換点を迎える中、保険会社の役割も“プロテクション”というリスク削減の提供に加えて、“プリベンション”つまり事故や病気、ウィルスからの予防、健康の増進など人々のQOLを向上させる役割も求められてきている。多くの企業がSDGsを経営理念に組み入れる中、社会保険を補完する役割を担う保険会社には、こうした社会問題を解決する姿勢が求められていると言える。

 

さらに、グローバルな視点では、IPCC(気候変動に関する政府間パネル)やIPBES(生物多様性及び生態系サービスに関する政府間科学政策プラットフォーム)など、気候変動や生物多様性、エコシステムサービスに関するアセスメント調査報告が世の中に広まってきており、地球温暖化のレベルや自然資本の劣化の状況は、人々の「Well︱being」を著しく下げることが明らかになってきている。

 

EAICの中でもアジアの近隣諸国が一層情報交換を行い、環境・社会問題への認知度を高め、こうしたパラダイムシフトに保険業界として対応していくことが極めて重要であると言える。この「東アジア保険の日」の認知度が高まるとともに、各国での保険リテラシーも深まり、アジア地域全体の発展につながっていくことを深く願う。

 

■EAIC(東アジア保険会議)の概要

1.発足と発展

EAICの第1回会合は、1962年10月18日に第一生命社の会議室において、東アジア各地域から140名の参加者が集まり開催された。最近の大会では、参加者が2000名を超え、アジアで最大の国際保険会議に発展を遂げてきた。また、参加者も欧州、米国、オーストラリア等、アジア地域以外の地域にまで広がり、真の意味での国際会議の特徴を備えてきた。

 

2.目的

あらゆる種類の保険分野における国際協力の促進と発展を図ることを目的に、次に掲げる活動を行う。

EAICは、非政治的、非政府的、非宗教的および非営利の組織とする(法人格はない)。

 

⑴ 会員間のあらゆる種類の保険に関する意見および情報の交換

⑵ 会員間の相互理解および友好関係の育成・促進

⑶ 東アジアの経済状況に適合する保険理論と実務に関する共通関心事項の議論

 

会員は国でなく都市ベースで資格区分

 

3.会員

法人および個人が会員になることができ、以下の所在地もしくは住所地に応じて正会員または準会員に区分される。非政府的な会議であることから、国ではなく都市ベースで会員資格の区分を行っている。

 

⑴ 正会員:バンダルスリブガワン、バンコク、香港、ジャカルタ、クアラルンプール、マカオ、マニラ、プノンペン、ソウル、シンガポール、台北、東京

 

⑵ 準会員:オーストラリア、バングラデシュ、ブータン、デンマーク、フィジー、インド、パキスタン、パプア・ニューギニア、スリランカ、英国、米国

 

3面 かんぽ生命

生保協会・生保労連

かんぽ生命の新規業務届出の承認に

対して意見表明

 

生保協会と生保労連は10月13日、かんぽ生命の新規業務(一時払終身保険の発売)の届け出が「郵政民営化委員会」によって承認されたことに対して「意見」を表明した。かんぽ生命の新規業務が「認可制」から「届出制」に移行して以来、同社による新規事業の届出が相次いでいる。

 

4面 中小企業開拓

中小企業を開拓するための基礎知識

行政書士 石井 亜由美

 

日本経済支えているのは言うまでもなく企業の90%以上を占める中小企業だが、そんな中小企業が激しい競争にさらされている。それだけに中小企業にも効率的な経営が求められている。ポイントは「省人化」。今回はこの省人化の実現をサポートする「省人化補助金」について解説する。

 

6面 法人営業

舞台裏のレッスン帳

新しい時代の生命保険法人契約㊸

 

今回から、企業の存続にとって大きな課題となる、相続に関連する「事業承継」の問題について考えていく。事業承継に対して具体的にどのように対応していけばよいのか、その過程で生じる問題点や注意点、事業承継のメリット、デメリットを様々なケースを想定しながら考察していく。

 

7面 育成

私が新人を育て上げます!

堀尾 未佐子

 

お客さまと直接会うことで色々な情報を提供したい、大切なお知らせを届けたい。でもなかなか会うことができないで悩んでいるセールスパーソンは少なくない。そんな時どうすればよいか。ベテラン育成トレーナーがこうした悩みを抱えるセールスパーソンにひとつの解決策を伝授する。

 

8面 税務

お金と介護と相続の話

税理士 鈴木 美帆

 

相続が発生すると、相続税を納付する前にも、いろいろとお金を支払うことになる。このことについて事前によく認識しておいて、イザというときには遅滞することなく対応できるようにしておくことが大切だ。では、相続事由が生じた時にはどんな費用が発生するのだろうか。

 

9面 調査」

明治安田生命

子育てに関するアンケート調査

 

同社が0歳から6歳までの子どもを持つ、既婚男女を対象にした「子育て」に関するアンケート調査の結果の概要を紹介する。育休取得率が過去最高となり「幼保無償化」が実現する等、子育てには好環境になったように見える一方で、さまざまな問題点も浮き彫りになっている。

 

10面 商品

生命保険会社

「保険料率改定」

 

明治安田生命の「明治安田つみたて学資」とオリックス生命の「終身保険RISE」の保険料率、受取率、解約返戻率などが改定の対象。これは長期金利上昇に伴う措置で「明治安田つみたて学資」では、保険料も標準的な契約の場合、かなり安くなる。

 

 

11面 商品

イオン少額短期保険

「スマホ保険」

 

イオンモバイル通信サービスの利用者向けに発売したもの。当初は「イオンモバイル」限定でサービスを開始したが、今冬にはイオンカード会員向けに取り扱い対象を拡大する。特長として、保険料が月々100円という利用しやすい価格設定等が挙げられる。

 

 

 

 

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