2022年9月9日 3071号

 

 

明治安田生命 グループ

「2022年度第1四半期業績」

 

出だし好調  グループ保険料、前年同期比26.7%増

 

明治安田生命グループは8月9日、2022年度第1四半期の業績を発表した。コロナ禍の影響は続いてはいるものの、生命保険各社の第1四半期業績を見てみると、その影響を最も受けることになった一昨年度(2020年度)の業績から、2021年度に引き続き、回復傾向にあることが見て取れる。

一方で、現在猛威を振るっているコロナ禍第7波においては、これまでにない規模で感染拡大が続いており、これに伴いコロナ禍に関連する保険金・給付金の支払いが急増している影響が、一部の生命保険会社の第1四半期決算に、たとえば「危険差益の減少」といった形で影響が出ているようだ。それだけに、今後、年度末にかけてこの状況が継続した場合の影響が懸念されるところであり、生命保険各社の今後の対応が注目される。

ここでは同グループならびに明治安田生命単体の第1四半期業績について、新契約業績を中心にその概要を紹介する。

 

グループ基礎利益  前年同期比15.7%増

 

グループ保険料は対前年同期比(4月~6月)で1848億円、(プラス26.7%)増の8767億円。グループ基礎利益も前年同期比で110億円(プラス15.7%)増の819億円。一方、連結ソルベンシー・マージン比率は前年度末差で59.9ポイント減の1075.6%だったが、引き続き高い水準を維持している。

 

■明治安田生命グループの第1四半期決算のポイント

〈グループ保険料〉

グループ保険料は8767億円で、前年同期から1848億円(+26.7%)増加した。これは明治安田生命単体における外貨建一時払保険の販売量が増加したことが主な要因である。

 

〈グループ基礎利益〉

グループ基礎利益は819億円で、前年同期比で110億円(プラス15.7%)の増加だった。明治安田生命単体における円安による外国公社債の利息及び配当金等収入の増加が主な要因。

 

〈健全性:オンバランス自己資本・連結スルベンシーマージン比率〉

オンバランス自己資本は前年度末差で174億円増の4兆1561億円だった。一方、連結ソルベンシー・マージン比率は前年度末差で59.9ポイント減の1075.6%だったが、健全性を示す両指標とも、引き続き高い水準を維持している。

 

〈業績の見通し〉

グループ・明治安田生命単体ともに、保険料等収入については「増収」、利益水準は「横ばい」の見通し。なお、この「見通し」については、2021年度決算報告時から変更はない。

 

■明治安田生命グループの業績

【グループ保険料】

グループ保険料は、明治安田生命単体における外貨建一時払保険の販売量の増加と、スタンコープ社における団体保険事業の新契約の伸展等を主な要因として、前年同期比で26.7%の増収となった。

 

【グループ基礎利益】

グループ基礎利益は、明治安田生命単体における円安による外国公社債の利息及び配当金等収入の増加を主な要因として、前年同期から15.7%の増益となった。

スタンコープ社では、コロナ禍に起因する保険金等の支払いの増加の影響などにより、前年同期比で50.8%の減益となった。

 

【健全性指標】

連結ソルベンシー・マージン比率は、1075.6%と引き続き高い健全性を維持している。

 

■明治安田生命単体の業績

【保険料等収入】

保険料等収入は、外貨建一時払保険の販売量増加は主な要因となって、前年同期から27.1%の増収となった。

 

【新契約年換算保険料・保有契約年換算保険料(個人保険・個人年金保険)】

新契約年換算保険料は、外貨建一時払保険の販売量増加が主な要因となって、前年同期から32.3%増加した。また、コロナ禍前の2019年の同期と比べても47.3%の増加となった。

第三分野新契約年換算保険料は、新商品の販売が好調だったこと等により、前年同期から9.5%増加した。

保有契約年換算保険料は前年度末から0.1%増加した。

 

総合継続率 高水準を維持

 

【基礎利益】

基礎利益は、円安による外国公社債の利息及び配当金等の収入増加を主な要因として、前年同期から19.2%の増益となった。

 

【解約・失効・減額率、総合継続率(契約クォリティ)】

解約・失効・減額率は、円安の影響により外貨建保険の解約が進んだ結果、前年同期をやや上回るものの、主力商品は前年同期より良好な水準となっており、依然として低位な水準を維持している。

総合継続率については、13月目・95.0%、25月目・89.9%、61月目・70.9%と高水準を維持している。

 

【新型コロナウィルス感染症に関する支払状況】

新型コロナウィルス感染症に関する支払状況は、第6波(2022年1月~2022年6月)の感染者急増により、支払件数・122,666件、支払金額・115.7億円でともに増加した。

 

【2022年度業績見通し】

2022年度業績見通しは、2021年度決算報告時から変更はない。

グループ保険料は、新契約業績のコロナ禍前水準への回復などにより、3兆円程度へ「増収」となる見通しである。

グループ基礎利益は、為替に係るヘッジコストの上昇が見込まれる状況においても「横ばい」水準となる見通しである。

 

3面 動機付け

 

今日から使えるセルフモチベーション術

継続的に成果を上げていくための状況設定

メンタルトレーナー 原小百合

 

今回は、長期的・継続的に成果を出していくためのモチベーション術について紹介する。ポイントは、主観的な理由に基づいて過去の自分と比較して進捗を図ることだという。ちなみにスティーブ・ジョブズ氏はこうやって努力を継続してきたのだそうだ。

 

〈今回のセルフモチベーション術〉

モチベーションの理由を状況に応じて使い分けよう。

  • 短期的にやる気を高めたい:外的要因(他者評価、客観的数字など)を頑張る原動力にする。
  • 中・長期的にやる気を継続したい:主観的理由に基づいて過去の自分と比較して進捗をはかる。

 

4~5面 募集手法

 

社会保障の知識が、なぜ、生命保険の募集に必要なのか

老齢年金のホントの基礎(その2)

社会保障アカデミー協会 代表理事 青木隆憲

 

自営業者で、国民年金の保険料を払っていないケースを結構見受けますが、お話を聞いてみると、支払っていない多くの人は「払った保険料が回収できるか分からないから払わない」と言います。こういう時、私たちはどうお答えしていけばいいのでしょうか。

 

6面 法人開拓

 

法人営業のABC

社長と一緒に作る「家系図」作成法③

税理士 池谷和久

 

毛筆で書かれた古い「戸籍」を読む上で知っておくべき事項が2つあります。壱、弐、参といった数字や末日を晦日などと表す「大字(だいじ)」と、女性の名前などに使われたゐやゑなどの「変体文字」です。

 

 

7面 営業情報

 

アフラック生命

がんの悩み・不安に関する実態調査

 

アフラック生命は、がん患者の悩み・不安に関する実態調査を行い、その結果を公表した。この調査により、がん患者の悩みや不安は、身体的・医学的な事項にとどまらず、心理的・精神的、さらに就労や経済面まで多岐にわたることが分かったという。

 

8〜9面 FP販売

 

まるっとわかる!FPサプリ

CFP・宅建取引士 丸山 浩

 

自営業者の老後の安心のための対策は?

公的な保障の少ない自営業者には税制上メリットのある制度が多数存在します。これらを効率的に組み合わせることで会社員に負けない自分用の「退職金制度」や「年金制度」を作ることが可能です。具体的に見ていきましょう。

 

10面 新商品

 

アクサ生命

「ユニット・リンク長期入院一時金プラス」

 

この商品の最大の特長は、継続して14日以上入院した場合、基本保険金と同額の「継続入院収入支援一時金」を受けとることができること。これにより長期入院による収入減少に備えることができる。

 

11面 商品改定

 

三井住友海上プライマリー生命

「あしたも充実」改定

 

平準払いの個人年金商品。従来の最低払込月払保険料は1万円だったところを、5千円に改定した。これは、より手軽に資産形成を始められるように意図したもの。また、払込満了から年金支払開始日までの据置期間を設定可能にした。

 

14面 採用・育成

 

実践!営業所経営

人脈づくり・情報収集・提案募集を徹底

 

人縁地縁という「障害」を乗り越え、いかに企業開拓を進めていくか、それが営業所開設からの歴史でもありました。言い換えれば、営業所が展開している企業攻略法は、この立ちふさがった壁との格闘した果実でもあります。

 

 

 

 

 

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