富国生命は8月25日、MICIN(マイシン)少額短期保険株式会社(東京都千代田区:笹本晃成代表取締役)と販売提携したと発表した。MICIN少額短期保険は、ヘルステック企業である「株式会社MICIN(以下「MICIN」)の子会社。なお、今年1月26日、富国生命は同社と資本・業務提携したことを発表している。
MICINは、経営ビジョンとする「すべての人が、納得して生きて、最期を迎えられる世界」の実現を、医療機関や薬局向けにオンライン診療、オンライン服薬指導サービスの提供や、医薬品の臨床開発向けのデジタルソリューション事業、診療・患者生活を支援する「デジタルセラピューティクス(注)事業などを展開している。富国生命と同社は、ヘルスケア領域における新たな保険商品およびサービスの企画・開発に向けて資本・業務提携を締結したという。
この資本・業務提携により、富国生命は「コロナ禍で関心が高まるオンライン診療や、既存の薬では解決できない治療や診断への新たなアプローチとして注目されるデジタルセラピューティクスなど、MICINが持つテクノロジーを「生命保険を通じてお客さまへ提供する方法を提供していきます」としている(2021年1月26日付フコク生命のニュースリリース)。
あわせて、MICINとの資本・業務提携の締結にあたって同社では「富国生命は、10年後のありたい姿である『お客さま満足度№1の生保会社となる』という長期ビジョンの実現に向け、今後も差別化された商品・サービスの提供に取り組んでまいります」とコメントしている。
一方、同社がこの1月に資本・業務提携を締結した、株式会社MICINの子会社であるMICIN少額短期保険は「医療×テクノロジーで保険をアップデートし、自分らしい生き方を選択できる世界」を、そのビジョンに掲げている。
医療の進化により、見つかる病気や直せる病気が増えている中、本当に必要な時に、必要な保障を受けられる保険を提供したいという思いから、2021年7月に新たに開業した少額短期保険会社である。
前述のように、富国生命は「ヘルスケア領域」における新たな保険商品およびサービスの企画・開発に向け、2021年1月にMICINと資本・業務提携を締結しており、今般、同社の子会社であるMICIN少額短期保険の販売提携を開始するという。
なお、MICIN少額短期保険が最初に提供する保険は「乳がん・子宮頸がん・支給体がん再発保障保険」。一般的に保険に加入するのが難しいとされるがん患者を対象とした保険商品である。
富国生命では「生命保険を通じてより多くのお客さまに安心をご提供することを目的に、ホームページを通じて、乳がん・子宮頸がん・子宮体がんに罹患された方に対し、MICIN少額短期保険のご案内に努めてまいります」としている。
また、同社との販売提携にあたって「今後も、富国生命が企業活動の原点としている『お客さま基点』の価値観のもと、お客さまにとって真に必要とされる商品・サービスの提供に努めてまいります」とコメントしている。
注:「デジタルセラピューティクス(デジタル治療)」とは、医学的エビデンスに基づいたソフトウェアによる治療介入で、疾病の管理のみならず、予防・治療を支援する治療法のこと。
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「少額短期保険業」は、いわゆる「根拠法のない共済」(無認可共済)問題を解決するために、主にその受け皿となることを目的に誕生した。制度が誕生してからほぼ15年を経る中で、その業者数は100社を超えた。事業規模はともかく、既存の生・損保会社よりその数は多い。さらにこれまで既存の生・損保会社では販売されてこなかったような、たとえば地震費用保険、ペット保険、イベントキャンセル保険、弁護士費用保険、痴漢冤罪保険、妊活保険、孤独死保険等の提供先として、マスコミでも取り上げられる機会が増えた。
最近では「わりかん保険」など、先端システム使ったインシュアテックも注目を集めている。
一方で、少額短期保険業は、その保険期間や引き受けられる保険金額に制限が設けられるなど、さまざまな制約が設けられているが、既存の生・損保会社が免許制であるのに対して認可制であること、また、生・損保の兼営が認められているなど、保険事業としての“利点”が少なからずあるのも少額短期保険業の大きな特長である。
さらに免許制の保険会社よりも、認可制の少額短期保険会社のほうが、保険業に進出するにあたってはよりハードルが低いことから、多くの異業種や他業種が保険業に進出・参入するにあたって、少額短期保険会社として参入するケースが多く見られる。なお、最近では既存の生・損保会社が、たとえばグループ内に少額短期保険会社を設立したり、または既存の少額短期保険会社と資本・業務提携することで、当該少額短期会社の保険商品を販売するといったスタイルで少額短期保険業に進出・参入する生・損保会社が現れ始め、生命保険会社では第一生命や住友生命、チューリッヒ生命、楽天生命などの例がある。
オンライン診療サービス「クロン」、オンライン服薬指導サービス「クロンお薬サポート」などを手掛けるアプリケーション事業、医薬品の臨床開発向けデジタルソリューション事業、診療・患者生活を支援するデジタルセラピューティクス事業等
富国生命が販売提携するMICIN少額短期保険から、最初に提供される保険商品は、がんを経験した女性を支えるガン保険「乳がん・子宮頸がん・子宮体がん再発保障保険」。がんの手術から6か月経過で申込みができるというのが大きな特長だ。
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〈今回のセルフモチベーション術〉
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