10万件を突破して、過去最高を記録─。ライフネット生命の2020年度新契約件数が前年度比24.3%増の10万587件となり、5年連続のプラス伸展となった。
2020年度上半期では、前年同期比35.9%増の5万1505件と、半期業績では過去最高を記録し、その勢いは第3四半期も続き、27.9%増の7万3669件と、第3四半期累計期間では、これも過去最高となった。第4四半期も15.4%増の2万6918件。1月以降の新契約件数は次のとおり。
なお、ここ数年の新契約件数業績を振り返ると、2013年度、14年度、15年度と3年連続で減少し、16年度にプラスに転じてからは右肩上がりになっている。
16年度からの業績は次のとおり。
2020年度が好調だった要因について、2月9日の第3四半期決算説明会でこう述べている。
「ウェブサイトの継続的な改善と、広告宣伝費の積極的な投下によるブランド力向上への取り組み、これらがベースとなり、新型コロナウイルスの影響が新契約業績を一時的に押し上げた」
新契約年換算保険料は22.5%増の41億9700万円と、これも過去最高を達成した。
一方、保有件数は前年同期末比20.4%増の43万9957件。新契約業績の高伸展を背景に、保有契約の増加ペースも早まっている。保有契約者数は26万7186人(2020年12月末)。
商品別の保有件数では、定期保険が21万3604件と約5割を占め、終身医療保険の12万219件が3割弱、力を入れている就業不能保険が5万9568件で占率が13%となり、がん保険は同8.5%の3万7726件。
保有契約年換算保険料は20.6%増の187億1400万円。
なお、同社はアドバンスクリエイトとの提携強化策として、2020年8月にオンライン保険相談から申込みができる仕組みを導入、11月にはアドバンスクリエイトが提供する共通プラットフォームシステムとAPI連携を開始した。
「これらの新たな取り組みを通じて、ライフネット生命の保険商品を選択していただく機会をより一層拡大した」という。
なお、同社は2009年8月、アドバンスクリエイトと資本業務提携契約を結んでいる。
ライフネット生命と「MILIZE」は、合弁会社「ライフネットみらい」を設立して、オンラインの保険代理店業に進出する。
設立は5月10日。資本金は2500万円で、出資比率はライフネット生命が80%、MILIZEが20%。社長は金杉貴仁氏。オンラインの保険代理店は7月に開業する。
同社は「ライフネットみらい」を設立することで、オンラインの生命保険プラットフォームの構築を目指す。
「保険商品の比較に加え、保険の見直し提案、保険契約の管理や保険金請求手続きのサポートなど、生命保険に関わるお客さまの不安や課題を解決したい」という。
なお、生命保険文化センターの調査によると、インターネットを通じた生命保険の加入意向は徐々に拡大しており、最新の調査で約12%になる一方「実際にインターネットを通じて加入した割合は約3%に留まり、大きな成長余地がある」と期待を寄せる。
MILIZEは2009年設立。「テクノロジーを用いて金融を再構築する」というミッションを掲げ、Webプラットフォーム「MILIZE」の開発・運営を行う。
なお、ライフネット生命は4月25日、再保険会社スイスリーとの業務提携契約を終了した。
2013年4月に業務提携約を行い、オンラインの生命保険事業の知見に加え、商品開発や引受査定などの分野でのノウハウの共有や人材交流などに取り組んできた。約8年間を通して、同社の保有契約件数は約17万件から約43万件に増加した。
「新型コロナウイルスの感染拡大を通じて大きく変化する事業環境において一層の成長を目指すにあたり、一定の成果が出たことを確認したことから、業務提携契約の期間が満了したことに伴い終了した」という。
メディケア生命は保有契約件数が100万件を突破したと発表。
同社は2010年4月「変化する時代にぴったりフィットする保険会社」を目指し、創業100年を超える住友生命のグループ企業として開業。
2012年4月、医療終身保険「メディフィットA」を発売してから、保有契約を着実に積み上げ、17年7月に50万件、19年2月に70万件をそれぞれ突破。そして、21年3月に100万件を突破、これは開業から10年11カ月目だった。
開業10周年の20年4月には「もっと!フィット!」をスローガンに掲げるブランドビジョンを策定。また、開業10周年を記念して、主力商品「メディフィットA」を約8年ぶりに全面改定。「メディフィットA」の累計販売件数は53万件を超えていた。
20年4月1日、治療が入院から通院にシフトしている実態などを踏まえて開発した「新メディフィットA」を発売した。
「これからも時代の変化を敏感にとらえ、お客さま本位の業務運営を推進し、より価値のある商品・サービスを提供したい」という。
郵政民営化委員会は4月22日「郵政民営化の進捗状況についての総合的な検証に関する郵政民営化委員会の意見」を公表した。これに対して生保労連は、政府保有のかんぽ生命株式の完全売却への道筋の明示と着実な遂行を求めることを主旨とする意見を表明した。
非正規雇用者はこのコロナ禍で従来以上に就業の継続や生計の維持に腐心せざるを得ない状況に追い込まれているようです。では、非正規雇用者のなかでも単身世帯や二人以上世帯の世帯主である者の保障準備の状況はどのようになっているのでしょうか。
太陽生命は4月14日、昨年9月に発売した新型コロナウイルス感染症等を保障する「感染症プラス入院一時金保険」の販売件数が10万件を超えたと発表した。同社が過去10年間で販売してきた商品の中で、最も早く10万件を超えた。
医療費関係の領収書を社長から預かれれば、健康に関するアドバイスもできることを教わった秋葉さん。今回はどのような費用が医療費控除の対象となるのか、具体的に確認していきます。健診の費用が対象となる場合は?
今回、令和3年3月からの改正では、有利になった部分と不利になった部分があります。こうした社会保障制度は、複数の制度からもらえるようになった場合、調整がかかってくるケースが多いです。
家計において教育費といえども聖域ではなくなってきています。どのように準備するのか、保護者が万一の場合のリスクも視野に入れ、遺族保障があれば学業の道を閉ざさずにすむことも押さえておきます。
新型コロナウイルス感染症を含む特定の感染時期について「業務中、業務外を問わず感染し、保険期間中に発病」に拡大した。また、新設した特約は従業員等が感染した場合、事業者が負担した「対象とする費用」を実費で補償する。
ベテラン組織長の柴山さんは、組織の「和」を何よりも重視しての厳選採用を実践するとともに、育成については決して甘やかすことなく、仕事に対する責任感と、精神的な強靭さを養うように心がけてきた。
生保協会は3月19日「ビジネスコンテスト発表会」を開催した。
同協会は今年度、マイナビが主催する大学生・高校生向けのビジネスコンテストにテーマ協賛した。生命保険に関する学びの場を提供することなどが狙い。
発表会では、同協会の代表として出場した大学生と高校生の各チームが生命保険各社の代表者向けにプレゼンテーションを実施。
大学生代表チーム「過去鎮(かこちん)」は「働くあなたのためのストレス保険」を提案。
同保険は、従業員をストレスから守る企業向け保険をベースに、ウェアラブル端末と心拍数等を計測するHRV技術を活かして従業員のストレス値を測定し、一定のストレス度が検知された場合は給付金やケアサービスが受けられる。
高校生代表チーム「うさぎかふぇ」(豊島岡女子学園高校)は「人生満喫保険」を提案。
起業や学びなおしにチャレンジする人の情報不足や経済的な不安を解消するために、加入者向けにブログ型SNSや外部団体の斡旋等を通じて人生設計をサポートする。
協会では「今後ともこうした学びの場の提供等を通じて、次世代の教育に貢献していきたい」という。
ジブラルタ生命は4月 3 日、営業開始20周年を迎えた。また、2022年1月にはAIGエジソン生命およびエイアイジー・スター生命との 3 社統合から10周年を迎える。
「現在、コロナ禍で大変な時期だが、お客さまや社員など当社に関わっているすべての方への感謝を込め、1 年を通じて周年事業を実施する」として、7 月にホームペー ジに20周年特設サイトを開設し、様々な情報を発信する予定 。
また、同社では年1 回はボランティア活動に参加することを推奨しているが、今年は各組織が属する地域への貢献という視点を重視し、地域密着型の活動で担当地域へ継続的な貢献を行うことを推奨する。
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