2019年9月13日 2927号

 

第一生命

アプリ「スナップインシュアランス」

 

若年層との接点確保の役割担う

少額短期 ジャストインケースが元受に

 

スマホで簡単に保険に入れる「スナップインシュアランス」というサービスを開始──第一生命は8月15日、若年層との接点確保を狙い、スマホ完結型「レジャー保険」を発売した。8月14日に説明会を行い、福辺浩嗣営業企画部課長(=写真 上)は販売スキームをこう説明した。

 

①少額短期保険業者「ジャストインケース」が元受となり、第一生命は販売代理店になる。

②第一生命はWebアプリ「スナップインシュアランス」を開発。

③チャット形式で申し込みや保険金請求手続きが完結する。

④8月15日から1日単位で加入できる「レジャー保険」を販売。

 

「ジャストインケース(畑加寿也社長=写真 下)は起業して間もないが、注目度は高く、保険APIに積極的に取り組んでいる。今回、若年層のレジャー保険を提供したいという思いが一致して、プロジェクトを一緒に進める。アプリは3つのコンセプトで構成されている」という。

 

3つのコンセプトの概要は次のとおり。

〈必要なときだけ〉

①手続きの1時間後から24時間単位、最大28日まで加入手続きが可能。

②保険料は少額短期保険なので安い。81円(女性20~24歳、シンプルプラン)から。

③保険料支払いはクレジットカード払いだけ。

④デジタルマネーなど電子決済手段にも対応する(2020年度予定 )。

 

〈スマホで簡単に〉

①アクティビティ名と加入者情報をチャット形式で入力し、簡単に申し込みが完結。

②1度申し込みすると、2回目以降は60秒で加入できる。

③保険金請求は、スマホ搭載のカメラで病院の領収書を撮影してアップロード。

 

〈仲間と一緒に〉

①Facebook、LINE のメッセージや二次元バーコードで自分の加入した保険を、一緒にレジャーを楽しむ仲間に紹介できる。

 

ジャストインケースは少額短期保険業者として、2018年7月に開業。これまでスマホの修理費を補填する「スマホ保険」を販売。社員は24名(ジャストインケーステクノロジー含む、2019年設立)、うち6割がエンジニア。今回「スナップインシュアランス」に、ジャストインケーステクノロジーの保険APIを提供する。

 

APIは「Application Programming Interface」の略。「あるアプリケーションのデータや機能を、ほかのアプリケーションから部分的に呼び出して活用するための仕組み」で、企業と企業のサービスをつなげていく仕組みとして注目されているという。

 

レジャー保険の「保険API」提供

3者がWin︱ Winの接続を

 

 ジャストインケースとパートナーを組んだ理由は。

福辺 昨年8月、若年層向けに簡単に加入できるレジャー保険を考えていて、畑さんにその話したらジャストインケースでも同じような商品を検討していたので一緒にやることになった。さらに、ジャストインケースはアクチュアリー、エンジニアを抱え、高い商品開発力、システム開発力を持っていることからパートナーを組んだ。

第一生命にとって、これまでなかったウェブチャネルを使い、1日単位の少額短期保険を販売でき、接点確保が難しかった若年僧向けにアプローチできる。

 

 レジャー保険からスタートしているが、次の商品展開は。

福辺 若年層向けにダイレクトチャネルがどこまで刺さり込むか。このトライアルな位置付けもあり、若年層からの評価によって次を考えていきたい。まず「スナップインシュアランス」を使ってレジャー保険の販売に注力したい。

 

 若年層向けのテストマーケティングの側面が強い?

福辺 そうだ。

 

 ここ数年、生保業界はインシュアテックなどの新しいビジネスモデルを模索している。この可能性をどのように見ているか。それを実現するためには何が必要か。

畑加寿也社長 API保険は、海外旅行保険や傷害保険のほうがやりやすく、損害保険分野の動きが早く進んでいる。生命保険はタッチポイントを確保するのが難しいが、APIをすることでタッチポイントに刺さるというメリットがある。

例えば、健康増進アプリのサービスがどんどん出てきている中で、タッチポイントが難しい生命保険でも、保険会社も事業者もユーザーもWinーWinの関係になれるような接続ができるような気がする。

 

 健康増進型は新しい「給付」を開発していない。リスク細分化で保険料を安くしているだけ。保険APIはこれまでタッチできなかった顧客にタッチするための手法とすると、それができた後にはどんな役割があるのか。

 Yes & Noだ。接続することで様々なデータを取れるので、データのフィードバックを受け、次の商品開発ではそのデータを使いさらに精緻にできる。

「精緻にできる」ということは、安全割増を取る必要がなくなる。高すぎて誰が払うのか、という保険料を下げることができれば、それが新しい給付につながるという考え方もある。ただ、データがなければ無理だが……。

まず、ニーズがあるかどうかを確認して、データを収集して新しい商品を、というループが必要になる。だから、時間がかかるが、このような取り組みが終わることはない。リスクも変わっていくので、もっと変わるだろう。それには対応していきたい。

 

□ □

〈補償内容〉

プラン=シンプル、スポーツ、アウトドアスポーツ、あんしん、ゴルフの5つ。

特約=①傷害入院一時金特約(ケガによる入院、5万円)②傷害損傷一時金特約(事故などよる骨折など、2万円)③傷害通院特約(ケガによる通院、日額1000円)④個人賠償責任特約(限度額1000万円)⑤捜索救助費用特約(限度額300万円)⑥ホールインワン・アルバトロス費用補償特約(一時金10万円)⑦食中毒特約(①③と同様)

保険料=25歳男性、シンプルの①②③で99円、ゴルフの①②③④⑥で162円。

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3面 社会保障

 

公的年金の見直し議論が本格化!

特定社会保険労務士 遠藤 忠彦

 

日本は年金制度導入にあたっては、海外の動向を参考にしてきた。その結果、企業年金、個人年金ではここ2~3年で、様々な制度が新しく始まり、今後は複雑になった制度をいかに分かりやすくするか、どのように普及させるかに重点が移る。

 

4〜5面 法人市場

 

法人契約で新たな一歩を踏み出す

久山 悟朗

 

6月28日に公表された「法人税基本通達」の改訂により、法人保険の販売は大きく制限されることになったが、企業の様々なリスク管理に、また資産形成に生命保険が大きな力を発揮することには変わりはない。通達改訂後の法人保険販売のあり方を具体的に示す。

 

6面 法人開拓

 

法人営業のABC

エンディング・ノート活用法 60

経営セーフティ共済

税理士 池谷和久

 

法人向けに節税商品が売れなくなっても、社長から「予想以上に利益が出た、何かよい保険は」といった質問は受けがちです。そこでご提案したいのが「経営セーフティ共済」です。240万円まで一括損金にできます。

 

7面 介護意識

 

「介護に関する親と子の意識調査2019」

アクサ生命

 

親がいる40〜59歳の男女等を対象に一定の基準でサンプルを抽出。結果として、親の介護経験がない40代・50代が予想する「親の介護開始年齢」の平均は84歳などがあり、同社は、親の年齢が80代半ばまで介護の問題は現実化しないだろう、と楽観的に考えている人が少なくない、とコメント。

 

8〜9面 FP販売

 

まるっとわかる!FPサプリ

⑺生保を遺産分割対策に使う際の注意点

フコクしんらい生命 丸山 浩

 

契約者=被保険者=被相続人 保険金受取人=相続人という形態の保険は、被相続人の思いを形にしたプレゼントですが、特別受益に認定されてしまえば、被相続人の思いも伝わらず、売り手の責任問題にもなりかねません。

 

10面 新商品

 

アクサダイレクト生命

「アクサダイレクトのはいりやすい医療」

 

同社への要望で、持病や既往症があっても加入しやすい医療保険が欲しい、という声に応えた緩和型終身医療保険。特長として、給付金の支払削減期間がないこと、告知項目を3つに限定したこと、保険料は業界最安水準が挙げられる。

 

12面 拠点長

 

成長拠点のメソッド

拠点長の「報・連・相」はできているか

 

拠点長職において特に重要なことは、部下を使う際の「報告」「連絡」「相談」だ。連絡や報告がないと指導はどうしても甘くなる。甘くなると脱落する職員が出てくる。成功している拠点は、部下からの「報告・連絡」が良く来ているものだ。

 

15面 採用

 

組織長への道

採用イベント

 

採用がどんどん難しくなっている状況の中で、どうすれば成功することができるのかについてのヒントを示す。集めてきた多数の採用候補者の情報から、いくつかの項目を設けて分類し、共通項目を持つ採用候補者を少人数集めてイベントを開催するのも方法の一つだ。

 

 

小イベントに意味がある

優績者の接待術に学んだ採用活動

 

以前、聞いた話だが、ある優績者は、記念月の前になると既契約者の奥さんを自宅または気の利いた料亭やレストランに招く。ただし招待するのは1回につき3人まで。

3人にした理由は、これが1人だと話の広がりに限度がある。かといって2人だと話が一巡するのに時間がかかる。結局3人に落ち着いた。

 

この優績者の仕掛けが細かいのはここから先だ。決して無造作に3人を選んだのではなく、同じ年収(ご主人の)、同じような背格好(身長の高い人が低い人に圧迫感を与えないようにする配慮)に始まり、同じ趣味や子どもが同学年ないしはほぼ同学年といった基準で選ぶ。同じ環境に身を置いているだけに、共通の話題も出やすく話に花が咲き、雰囲気も自ずとなごんでくる。

そして「ほんとうに楽しい時間を過ごさせていただきました……」と帰っていくという。

 

また、奥さんから楽しかった話を聞いたご主人にも感謝され、紹介を出してくれることも少なくないという。

ところで、この「小イベント」の話の中には「採用イベント」へのヒントがいくつか隠されている。

 

現在、支社や拠点で行われている採用イベントは一般的に、

①多くの採用情報を(営業職員から)集め

②そこからどうイベントに呼び込み(誘導し)

③継続訪問(アプローチ)して入社に結びつけていくか

 

という流れになっていると思うが、②の段階で、一度にたくさんの採用見込者を連れてくることは果たして得策なのだろうか。逆に①で集めた情報をムダにしてはいないか。たしかに時間の問題や経費の問題、それにイベント後の採用見込者のフォローの問題などを考えると、人数が多いほうが合理的ではある。

 

ただ、こう言う考え方でイベントを企画すると、人数を多く呼ぶことだけを目的とした興味本位のものになりやすい。集まった採用見込者は、当然のことながら、イベントの内容につられて出席しているので、誘った営業職員はじめ、その他会社側の人たちとの人間関係ができないばかりか、もちろん、メーンであるはずの生命保険の話などには一片の興味も示さない。

 

一方、会社側もイベントの終了後に、出席者を個別にフォローしていけばいいと考えているので、イベントの場で採用見込者同士が意気投合したりすることや、この場で生命保険について興味を持ってもらおうなどとは、ほとんどの場合考えていない。

 

さて、話を冒頭の「小イベント」に戻そう。この小イベント、そのメーンの目的は食事ではなかった。招待した3人をいかに〈なごませ〉かつ仲良くさせるかということが目的であったのだ。

採用イベントについても、採用見込者を呼ぶのではなく、せっかく集めた採用見込情報なのだから、出席予定者をいくつかの共通項でくくり、グループ化をしてみてはどうだろうか。

 

「3人ずつ集めていたのでは効率は悪い」というのであれば、4人でも5人でもよい。とにかく、たとえ一項目でもよいから共通の項目を持つ人たちをイベントに呼ぶようにしてみよう。

(以下、本紙で)

 

[トピック]

 

アイアル少額短期を子会社化

住友生命は8月21日、アイアル少額短期保険の株式を取得し、子会社化した。

アイアル少短の発行済株式は6万5325株。筆頭株主は総合代理店のエフケイで持株比率は72.72%。資本金は9950万円。

主力商品は孤独死保険(賃貸住宅管理費用保険)、家財保険(生活あんしん総合保険)、医療保険で、2018年度の収入保険料は1億5200万円。商品別では、家財保険が前年度比14.2%増の5700万円、孤独死保険が10.0%増の5800万円など。

住友生命は国内の生命保険市場が少子化・高齢化の進展に伴い、ニーズの多様化・ 細分化が進み、いわゆる「ニッチな分野」への保障提供の必要性も高まっている、と指摘する。

「アイアル少短を通じて、今後マーケットの拡大が期待できるニッチな分野に対しても、より機動的に保障を提供でき、『マルチチャネル・マルチプロ ダクト戦略』のさらなる推進が図れる」という。

アイアル少短の設立は1984年4月。学生総合保険の販売に特化した保険代理店として営業を開始。2009年1月に少額短期保険業者として登録し、2011年2月にはライズ少額短期保険と合併して、社名をアイアル少額短期保険に変更した。

 

「新しい時代を地震に本気で備える時代へ」

損保協会は8月23日、2019年度地震保険広報活動を開始した。

今年度のキャッチコピーは「新しい時代を地震に本気で備える時代へ」。広報キャラクターには俳優の長谷川博己さんを起用。長谷川さんは2020年のNHK大河ドラマ「麒麟がくる」で主演を務める。

今回は、3パターンのCMを制作し、地震保険のポイントとなる3つのメッセージを伝える。

①「地震被害にあうと住宅の修繕費やローン、生活費など予想以上のお金がかかります」

②「火災保険では地震による火災の損害は補償されません。火災保険加入者の約3分の2が加入しています」

③「世界で起こるマグニチュード6以上の地震が日本周辺で起こる割合は約20%です」(出典:内閣府「平成26年防災白書」)

8月26日からテレビCMを放送するほか、テレビ特別番組の放送、新聞広告、Web広告、ポスター広告などを実施する。

 

「はじめて」でほけんの窓口川柳

ほけんの窓口グループは「第1回 お題は『はじめて』ほけんの窓口川柳」を実施。 全国の地方銀行と提携事業を始めて10 周年になるこを記念したもの。

「新しいことをはじめるワクワク、はじめて何かと出会うドキドキ。あるいは思い出に残るひとコマや、クスっと笑えるシーンなど、『はじめて』エピソードを五・七・五で募集する」という。

テーマははじめて(始めて、初めてのどちらでも)。 募集期間は8月1日~9月30日。

 

 

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