2019年10月11日 2931号

 

MDRT・ベドヤ新会長

ビジョンを語る(下)

 

潜在能力を最大限に引き出す存在

 

高齢化によるリタイヤメント後の時間の長期化とデジタルツール使用の増加。MDRTのレジーナ・ベドヤ新会長(=写真)は、アメリカマーケットでの最重点テーマをこう指摘する。26年間の会員としてMDRTから学んだことも聞いた。

 

重点課題は退職後の時間の長期化

 

 今後1、2年、アメリカマーケットでの最重点テーマは何でしょうか。

ベドヤ 米国で今後数年間、高齢化によるリタイヤメント後の時間の長期化が最大のテーマとなるでしょう。

「Population Reference Bureau」によると、65歳以上の米国人の数は2018年の5200万人から2060年には9500万人に増加するとされています。

リタイヤメントの準備が必要な高齢者だけでなく、より若い世代も高額の債務を抱えている傾向があり、早い時期から貯蓄し始めることが困難になっています。

こうした人たちの可処分所得が増えれば「高所得市場」となり、その成長も期待できるようになるでしょう。米国のアドバイザーは、リタイヤメントが近い人たちには長期補償付き商品で戦略的に将来に備えるプランを提示し、若い世代には早くから資金貯蓄ができるプランを勧めるべきでしょう。

 

もう1つのテーマは、デジタルツール使用の増加です。

米国のアドバイザーは管理プロセスにオートメーションを導入しており、クラウド上でアクセスしやすく、安全にプランが管理できることが効率向上に繋がっています。

事務作業の時間を短縮できるため、アドバイザーは顧客と強力な関係や絆を築き、顧客のニーズに対応する優れた総合的なプランを提供することに、多くの時間を割けるようになります。

米国のアドバイザーは、テクノロジーが業務にもたらす価値を認識していますが、顧客との人間的なつながりも重視しなければなりません。消費者の大多数がテクノロジーと人間の両者が互いを補完する必要性を理解しています。

先日、行われた「MDRT Fintech」の調査によると米国人の71%が、人とテクノロジーベースのツールの両方で、フィナンシャルプランニングを管理すべきと答えています。

 

Q ご自分のキャリアの中で、MDRTから得たものは何ですか。

ベドヤ MDRTはこの26年間、私の人生において、重要な役割を果たしてきました。成功をおさめた一流のアドバイザーで構成されるグローバルなMDRTのコミュニティの一員になれたことで、スキル向上のみならず、生活の質全体を高めることができました。

MDRTは人間の潜在能力を最大限引き出してくれる存在です。これまで構築してきた関係や、私たち会員がそれぞれの業務において、ともに歩んできた道のり、それがMDRTそのものだと思います。

私のキャリアのスタートを助けてくれたMDRTのメンターから、キャリアのあらゆるステージで課題を投げかけてくるスタディグループまで、MDRTがなければ今の私はありません。

市場の関連情報はすぐに入手できますし「Resource Zone」やブログのようなMDRTのリソースには成功するための実証済みの戦略があふれています。

例えば先日、主に女性の顧客ベースを扱うメンバー、リニー・ハンソン(Renee Hanson)が書いた記事を「Resource Zone」で読みましたが、顧客との賃金交渉に関する話し合いの臨み方に関して、新たな視点を得ることができました。そうした記事はとても有益であり、変化の目まぐるしい業界で常にスキルを向上させ、進化に必要なアイデアを提供してくれます。

 

大きな転換期の女性に寄り添う

 

 これまでのキャリアの中で、一番輝いていたと思う時期はいつでしょうか。

ベドヤ 顧客の経済的な側面を充足させるサポートをすることや、同僚を代表して業界の声になることなど、他の人に対して良い影響をもたらすことができることを、とても誇りに思っています。

私の仕事は主に離婚や配偶者の死など、大きな転換期にある女性を対象としています。このような人々に心を寄り添わせ、女性たちが不安な時期に経済的安定を得ることにより、生活を劇的に改善していく様子を見ることに大きなやりがいを感じます。

これまで見てきた顧客の前向きな変化のすべてが、私のキャリアにおける輝いた瞬間であり、ファイナンシャルアドバイザーという仕事が私の使命である証です。

指導者としての経験という点では、役員会のメンバーに推薦されたこと、そして会長の役割を担うことは今後も大切な思い出になるでしょう。こうした規模の大きなプラットフォームのおかげで、同僚たちに恩返しができますし、思いやりを持って人を導くことを他の人に示すことができます。

 

〈プロフィール〉

Regina Bedoya(レジーナ・ベドヤ) 26年間にわたる MDRT会員であり、7回の「コート・オブ・ザ・テーブル」、3回の「トップ・オブ・ザ・テーブル」のそれぞれの資格を持つ。また、MDRT基金からは「Diamond Knight」の称号を与えられており、多額の寄付をした会員グループである「Inner Circle Society」の会員資格も有する。

リタイヤメント・サービスおよび保険プランニングを専門とするファイナンシャル・コンサルティング代理店「RB Financial Advisors」の代表。

 

2面 営業支援

 

「社会保障マイスター」資格内容とは

社会保障アカデミー(中)

 

超高齢社会下のわが国の社会保障制度は、その存続すら危ぶまれている。これまで以上に「自助努力」が叫ばれている中で、これから保険セールスパーソンに求められるのは、こうした状況下にある、公的年金を始めとする社会保険についての知識だ。

 

4〜5面 法人開拓

 

中小企業経営者のLPを法人保険で支援

(58)法人から個人へ人生100年時代の生存対策

保険テラス渡辺 代表 渡辺文憲

 

名義変更プランでの一部減額や逆ハーフタックスの満期により出てきた「当面使う予定のない資金」を次の提案へとつなげていきます。今回は人生100年時代をキーワードに外貨建て夫婦リレー年金をお勧めしました。

 

6面 法人開拓

 

法人営業のABC

Eノートの活用法56 小規模事業共済の税務

税理士 池谷和久

 

共済金の一括での受け取りは「退職所得扱い」、分割は「公的年金等の雑所得扱い」、一括・分割併用は「一括部分は退職所得扱い、分割部分は公的年金等の雑所得扱い」など、税法上概ね有利な扱いとなっています。

 

7面 認知症

 

フコクしんらい生命

「人生100年時代共創プロジェクト」開始

 

直面する超高齢社会に対し、保険商品にとどまらず多様な側面から取り組むため、新たなプロジェクト「人生100年時代共創プロジェクト」を始めた。特に「認知症」への対応では、認知症を正しく理解するための啓発セミナーなどの開催に取り組んでいる。

 

8〜9面 FP販売

 

まるっとわかる! FPサプリ

⑻オーナー経営者の自社株対策と生命保険

フコクしんらい生命 丸山浩

 

中小企業経営者に保険を提案する場合、決算対策以外のニーズをしっかり把握しておく必要があります。今回は永遠のテーマでもある、自社株対策に生命保険をどのように活用し、提案すべきかを解説します。

 

10面 新商品

 

アクサ生命

「ユニット・リンク介護プラス」

 

ユニット・リンクは死亡保障と資産形成機能を備えているが、これは「介護や認知症」への備えもカバーする。要介護2以上から認知症も保障し、また、払込期間満了時点の積立金を元に一般勘定の介護終身保障に自動移行することが特長だ。

 

11面 新商品

 

東京海上日動

「そらもよう」

 

ANAと東京海上日動が共同で開発したキャンセル保険。悪天候の恐れがあると判断された場合は5日前から、実質的な負担はゼロで航空券のキャンセルが可能。また、遅延・欠航時の宿泊費等も補償する。

 

15面 採用

 

組織長への道

悩みや迷いの中から到達した育成法

 

生保営業の第一線で、営業職員を率いて、新契約に、そして採用・育成にと文字通り「陣頭指揮」を取る組織長。そんな組織長にもかつてはいろんな悩みがあった。それをどう克服し、成功したのかを探る。

 

[トピック]

 

SBIグループの保有件数が200万件突破

グループ各社の保有契約件数合計が 200万件を突破──SBIインシュアランスグループは9月17日に明らかにした。200万件突破は8月末時点。 6保険会社の件数は次のとおり。

SBI損害保険=108万3000件。

SBI生命=14万9000件。

SBIいきいき少額短期保険=9万2000件。

SBI日本少額短期保険=58万6000件。

SBIリスタ少額短期保険=1万6000件。

日本アニマル倶楽部=7万3000件。

同グループは、 M&Aによる事業規模の拡大を進めており、今年6月には日本アニマル倶楽部を子会社化した。

 

女性社員向けキャリアカレッジ

東京海上ホールディングスは、グループ内キャリアカレッジ「Tokio Marine Group Women’s Career College(TWCC)」を創設した。

東京海上グループ女性社員が自発的にキャリアを構築し、より活躍できるようにする。9月28日から開講。受講期間は2019年9月~2020年2月までの6回。定員は70名。

TWCCは、昭和女子大学ダイバーシティ推進機構が運営するキャリアカレッジ熊平美香学院長の監修のもと設計。コンセプトは「女性社員が自らキャリアを考え、発意を持って自己開発に取り組める学びと経験場」。

同プログラム、テーマを見直しながら次年度以降も継続して実施する予定。また、受講者同士をつなぐソーシャルネットワーク構築なども検討する。

「同社グループ価値観や課題を反映させながら、外部講師によるデザイン思考やデジタルトランスフォーメーションといったカリキュラムを盛り込んだ新しいプログラム」という。

 

 

 

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