2018年9月14日 2879号

 

アクサ生命 「ケアコーディネーション」導入

 

保険付き医療ソリューション提供

6カ月間の行動変容で再発防止

 

「Payer to Partner」というビジョンを体現する戦略的商品の位置付け──「アクサ生命は8月2日、スマート・ケアwith You」を発売した。

 

昨年9月に発売した「スマート・ケア」は健康な人を対象にしているが、「スマート・ケアwith You」は健康に不安のある人向けの限定告知型終身医療。既往歴として糖尿病、脳梗塞、心筋梗塞の疾病を持っている人も対象。富田誠一郎執行役員ヘルス事業本部長(=写真下)はその特性をこう指摘する。

 

「『スマート・ケア』と比べるとマーケットは大きくないが、『Payer to Partner』というビジョンを体現する戦略的商品の位置付け。金銭的なサポートを提供する以上に、パートナーとしての真価が問われる商品」。

 

付帯サービスとして「ケアコーディネーション」(疾病管理)を導入。「糖尿病重症化予防プログラム」と「脳梗塞・心筋梗塞再発防止プログラム」を特別優待価格(5000円から)で提供する。

 

「病気になった後、重症化、再発の防止、予防に貢献したい。この一貫した、保険金も含む医療サービスを提供したい。これをさらに強化して、『アクサに入ると保険も付いているいろいろな医療のソリューションを提供してくれる』という価値を提供していきたい」と語る。

 

「脳梗塞・心筋梗塞再発防止プログラム」は名古屋大学発のベンチャー企業のPREVENTが提供。2016年の設立。すでに20を超える健康保険組合とパートナーシップを組んでこのサービスを提供。過剰な塩分摂取を控え、適度な運動、生活リズムの管理によって脈拍を整え、再発の防止を図る。これもデジタルデバイスを使い、接点強化を図りながら6カ月間サポートする。

 

なぜ、6カ月間か。富田ヘルス事業本部長は「6カ月間かけて行動変容を達成すると、その後かなりの割合でその行動変容は定着する。再発防止、重症化防止につながりやすい」という。

 

真のパートナーとして寄り添う

健康にすごく気を使う人は3割

 

Q 「スマート・ケアwith You」では新たな付帯サービスとして2つのケアコーディネーションプランを導入した。この背景は。

松田貴夫取締役専務執行役員兼チーフマーケティングオフィサー(=写真上) アクサグループが目指すものは、お客さまが自信を持って、より良い人生を遅れるように真のパートナーとして寄り添うこと。そして、事業目的は「ペイヤーからパートナー」に変わること。単純に保険金・給付金を支払う人から、保険を通じてお客さまが健康で、豊かな人生を送っていただくためにそのサポートをする。

では、「よい保険とは何か」。例えば、給付金の幅の広さと保険料の比較で、一番良い商品が決まるのか。アクサのビジョンに沿って考えるとそれだけではない。それを具現化したのが2つのケアコーディネーションプランだ。

 

Q 「脳梗塞・心筋梗塞再発防止プログラム」にはそれほど価値があるのか。

松田 脳梗塞は再発の多い疾患。一度発症して、初回は比較的軽度で見つかっても、対症療法は薬でできる。しかし、生活習慣が変わらなければ同じリスクが繰り返されるリスクがある。そうなった原因である血液の流れが悪くなるような生活習慣を続けているからだ。

ドロドロの血をサラサラにする薬を飲んで、1カ月に1度医者の治療を受けるのが通常だが、それをしても34%の人が再発する。再発すると1回目より重症化する。脳梗塞は回復しても後遺症が残る病気で、いかに再発させないことが一番重要だ。

運動や塩分コントロールなどについて6カ月かけて丁寧にアドバイスを行う。朝尿を取り、検査キットで昨日摂取した塩分が分かる。普通の人は10グラム前後の塩分を摂っているが、それを9グラムまでにコントロールする。わずか2グラムの差を改善するプログラムを6カ月続けると、その結果、再発率は34%から2・8%まで下げることができる。劇的な効果のあるプログラムを安価で提供したい。

 

Q 健康増進型が大きな関心を集めている。どう受け止めているか。

松田 健康増進に向けた取り組みを織り込んだ新商品開発が進んでいる。健康増進と予防 (Wellbeing&Prevention)、一度ハイリスクになった人を健康状態に復帰させるサポート(Care coordination)の観点でいえば、健康増進と予防にフォーカスしている。

現時点では健康な人をターゲットに、アスレチックジムに通ったり、走ったり、歩くことで健康でい続けててもらう。保険会社として長期的な収支はよくなるので、それに貢献した契約者は保険料をディスカウントする。

健康になるためのインセンティブとして保険料を割引くことは、ある意味合理的だ。

「ダイナミックプライシング」と呼んで、それを考えていきたいと発言したこともある。

その後、さまざまな研究をして、行動変容を促すことは簡単ではないことをさまざまな実証実験から学んだ。保険料を安くすれば簡単に行動が変わるとは思っていない。

 

Q では、ケアコーディネーションプランを大きく打ちだすのは、 健康増進型との差別化が狙いか。

松田 脳卒中の人はドクターから「次再発したら大変です。ですからこの薬きちんと飲んでください」と言われる。それでも34%が再発して、亡くなる。この人たちの危機感は凄まじい。究極的に困っている人を助ける意味では喫緊の課題だ。

最終的な目標は健康増進型と似ているが、戦略として考えるとかなり大きな違いがある。

一昨年、再発予防に関する特約を初めて出し、予防には力を入れてきたが、ディスカウントをすることで行動変容を起こすより、インパクトのある領域を考えたら、ケアコーディネーションの領域に行き着いた。

富田 健康に普段からすごく気を使っている人は3割ぐらい。残り7割はそうでもない。そこだけ見ても保険会社としての役割は果たせない。

お客さまにとって本当に困っている状況は、健康な時よりも病気になった時。そこで果たせる役割は何か、と問いかけた時に、ケアコーディネーションプログラムの強化が浮かび上がってきた。

 

2面 営業情報

 

〈魅力ある拠点長〉とは

職場に魅力があれば「人」が活きる

 

拠点経営の成否を分けるものは何か?それは当然のことながらすべては拠点長の経営姿勢にかかっている。自らに高いハードルを課し、率先垂範で仕事に必死で取り組む姿勢こそが部下である営業職員の感動を呼ぶのだ。

 

3面 マーケティング

 

新・消費者心理を探る

ニッセイ基礎研究所 井上智紀

 

20~30代の若年未婚者に焦点をあて、加入状況や加入時の検討状況、非加入理由を見てみましよう。全体で「未加入」は52%と半数を超えています。ほぼ白地の状態から囲い込むことの優位性を考慮すれば看過できないマーケットといえるでしょう。

 

4〜5面 法人開拓

 

中小企業営者のLPを法人保険で支援

(46)保険金を大切な人に遺したい

保険テラス渡辺 代表渡辺文憲

 

事業に成功しても、事業承継や相続が全て円満にいくとは限りません。A社長には20年間一緒に住み、老後を共にしたい女性がいます。遺族とのトラブルを回避しつつ保険金を渡す方法がないのかのご相談です。

 

6面 法人開拓

 

法人営業のABC 236

エンディング・ノート活用法㉚

全株保有なら税金ゼロ

税理士 池谷和久

 

新設の事業承継税制の適用を受けるための要件として注意したいのが、「風俗営業を行っていない」という項目です。手広く様々な業種を手掛けている社長さんの中には「風俗営業」をしている方もいらっしゃいます。

 

7面 注目商品

 

三井住友海上・あいおいニッセイ同和

「見守るクルマの保険(ドラレコ型)」

 

2019年1月始期契約から、ドライブレコーダーを活用して安全運転をサポートする新自動車保険を発売する。事故が起こった場合、ドライブレコーダーの映像から事故状況を把握し、顧客に的確なアドバイスを行うことが可能になる。

 

 

8〜9面 法人販売

 

法人FPの教科書

退職金  13

税理士 井上得四郎

 

利益計画を立て、役員報酬を導く。ここまでの話をきっちりと押さえないと社長の退職金計画を語ることはできません。節税ありき、商品ありき、税務依存で、果たして経営者の思いに応えられるでしょうか。

 

10面 新商品

 

損保ジャパン日本興亜ひまわり生命

「リンククロス  ピンク」

 

女性特定ガンを重点保障し、支払事由に該当していない場合は、2年に1回がん無事故給付金5万円を支払う。また、複数の企業とパートナーシップ契約を締結し、罹患時や罹患後のための各種サービスも用意されている。

 

15面 拠点経営

 

活気ある職場づくりは魅力ある朝礼から㊤

知識付与だけでなくマルチセッションで

 

拠点における1日は「朝礼」からスタートする。この「朝礼」こそがその日1日の趨勢を決するといっても過言ではない。拠点長歴8年のベテランが効果的で有効な「朝礼」の実施法を2回にわたり伝授する。

 

[トピック]

 

「磁石のように惹きつける存在」でありたい

アクサ生命は8月2日、「スマート・ケアwith You」を発売。最大の特長は「ケアコーディネーションプログラム」。そして、今後のヘルス戦略について商品面では次の3ポイントを挙げる。

①セグメンテーションの細分化ならびにマイクロモーメントを捉える。

②社会的課題への挑戦。

③ヘルスデータの高度活用。

セグメンテーションの細分化について、富田誠一郎執行役員ヘルス事業本部長は「これまでの生保商品はいかにマスを取るか、いかに大量に売り捌くか、そこに必要以上に重点がおかれていた。この病気の人、このライフスタイルの人にはこのような商品がいい、とパーソナライズされた商品提供ができないか…」と強調。

サービス面では、健康維持・予防のサービスはさらに拡充させる。加えて 疾病管理のサービスについては「スマート・ケアwith You」を皮切りに拡充する。

また、お客さまに寄り添うために、接点強化あるいはサービス機会の拡大という意味でのプラットフォームも整備する。

富田ヘルス事業本部長は「アクサは世界最大の保険ブランドで、世界中から最新の健康維持・予防、疾病管理に資するサービスやプログラムを、『磁石のように惹きつける存在』でありたい。その状態はお客さまから『アクサにいけば最新のものが幅広く揃っている』という見方をしてもらえるように努力をしたい」と述べた。(関連記事1面)

 

「リンククロス じぶんと家族のお守り」が5万件突破

損保ジャパン日本興亜ひまわり生命は8月14日、収入保障保険「リンククロス じぶんと家族のお守り」の申込件数が発売5万件を突破したと発表。

発売は2018年4月で、5万件突破は114 日目。また、契約者の健康を応援するグッズを抽選でプレゼントするキャンペーンを実施中。

また、静岡銀行、マネーフォワードと協働して7月30日から「ライフプランコーチ for 静岡銀行」を提供。

ライフプラン診断サービス「ライフプランコー チ」をベースに、同行の顧客向けにカスタマイズしたサービス。具体的には、生涯収支、貯蓄率、必要保障額などのシミュレーションのほか、シミュレーション結果に基づき、家計改善につながる多面的なアドバイスを表示する。

「いつでも手軽に日々の家計管理に基づいたライフプラン診断を受けることができる」という。

 

 

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