
プレゼントを贈る心構え
Q60
セールスマンは商談を促進したり、アフタサービスの目的や人間関係改善、お礼ごとなどのために世間常識、コンプライアンス上適当と思う範囲で、贈り物をよくします。ただ、私はあまり気がきかぬために、どんな時に、どんなものを選ぶべきか困ることが度々あります。どのような点に注意すればいいのでしょうか。
A 俗に盆・暮れのつけ届けといいますが、これは何となく習慣になっているから仕方なく贈っているという感じで、それよりは時を選ばず、タイムリーに贈るのがよさそうです。もともと贈り物は相手が欲しいと思わないものを、贈って喜ばせようとするものですから、工夫が必要です。
贈り物を選ぶ時の注意をいくつか挙げてみましょう。
① 相手の生活環境・様式、程度を考えて、喜ばれるものを。重複しないものを届ける。
② ムダやぜいたくを避けて暮らしているような家庭へは、家庭用品でデザインのよいものなど、ちょっとした夢を贈る。
③ 日用消耗品はありふれたものなので、高級品を選びます。石けん、調味料、食用油など。
④ 家族のものを。お客さまと世間話の折りに家族の年齢、趣味、し好などを聞いておきましょう。玩具、スポーツ用品や文房具、美容用具、装身具などから選びます。
⑤ 新しく考案されたアイデア商品が好きな方もいます。その気になって探せば、デパートや専門店にはいつも新製品があります。
⑥ アニバーサリーと連動したもの。結婚、入学、開店祝いなど、ここぞというときのプレゼントです。万年筆、時計、ポットなど。
⑦ 売っていない品、珍しい品。スポーツ選手のサイン入りグッズなど。
⑧ 平凡なものを工夫してみるのもいいでしょう。手帳、札入れなどにネームを入れるのも一法です。
ざっと並べても、このような発想が出てくるわけです。よくいわれるように贈り物は金額ではなく、真心とセンスなのです。殺伐とした工場の事務所にコーヒーカップに小さな花を植えたものをあげたら喜ばれたとか、食品偽装を意識して土のついた国産のねぎを持って行ったという話もあります。
安いものでも、けっこう相手が欲しがっていそうな、いいものがあるはずです。また届ける時は、直接自分で持参するだけの気持ちがなければなりません。
もし時間的な都合で宅配便などを利用する場合でも、心のこもった手紙を一通り添えることによって、こちらの心が生きるのです。



