
独立系のおにぎりやさんを攻める
Q39
駅の近くのおにぎり屋さんに飛込みました。再訪問はおにぎりを買い求めて、少し話ができました。独立系で奥さん1人で起ち上げたそうで、苦労をした分、お店への愛着も人一番強いようです。
ザックバランな奥さんは、「今月中句に、数軒先にお弁当屋さんができるので、商売がやりにくくなる」とこばし、「いつまでやれるかわからない」と洩らします。こんな時どう答え、どうアドバイスすればいいでしょうか。
A 原材料費の値上げや食品偽装、不況で「家食」にこだわるなど外食産業も決して安泰とはいえませんが、それでもチェーン化して店舗を広げているところも少なくありません。食材にこだわり、安く、うまいという印象で成功しているようです。
おにぎり屋さんのほうは、自家でご飯を炊いて、手づくりのおにぎりを売っているのでしょうが、チェーン店のお弁当屋さんは、ご飯を炊くとしても主力はお惣菜のほうで、メニューの広さで対決すると思われます。
恐らく、新しくお弁当屋さんができれば、競争は激しくなり、売上げも減少するのは必定です。ところが、当面はお客さまも減るかもしれませんが、しばらくすると戻るお客さまもおり、そのうちに両方を交互に、使い分ける人が出てきて、落ち着くものです。
つまりお客さんは浮気もしますが、クールに選択しているもので、価格、味のほか、便利さ、栄養価値、素材のこだわりなどの点で、どちらがよいかを考えているのです。
おにぎりの方は、ご飯主体で、ご飯そのものの味はよいのでしょうが、惣菜ぐるみの栄養では、お弁当屋さんに一歩譲るでしょう。そうかといって、おにぎり屋さんでお惣菜のメニューをふやすことをすすめても効率が悪く、チェーン店のシステムにかなうわけではありません。
この解決法はただ一つ、「感じよいサービス」を心がけて、お店への吸引をはかり、おにぎりの愛好者を増やすしかないように思われます。サービス競争という点なら、心がけ次第ですし、すぐできることです。「競争が増えることは、逆にお客を注目させることで、マイナス面ばかりではない」と話し、自信を与えて下さい。
それと同時に、この機会に周辺の「持ち帰り型外食産業」に飛び込んで、情報収集をして、話題を増やすのもよいかもしれません。もちろん、新しくできるお弁当屋さんにもです。そのぐらいの勇気と積極性がなくては、飛込みで実力をつけることはできません。



