
疎遠になった知人が家を新築
Q32
とくに原因はないのですが、疎遠になってしまった知人が家を建てました。この機会にお祝いをかねて旧交を戻したいのですが、どうも気持ちにこだわりが残っています。私がセールスをしているからでしょうか。
A 「そんなこだわりは捨ててしまいなさい」というのは簡単です。しかし、当人の気持ちとしては、モヤモヤしたものをかまわず行動するのは不可能かもしれません。
あなたはそれだけ気にしやすい、デリケートな感情の持ち主。そして、そのデリカシーがよくも悪くも強いため、消極的になっているのです。
私はむしろ、よい方に解釈し、そのようなあなたのこだわりを、感情の豊かな証拠と考えたいのです。
そこでひとつこだわりついでに、分析していただきたいのですが、あなたはその知人との間に、気まずい関係をつくる何か別の原因がなかったでしょうか。
人との交際の中には、直接相手となるその人の周辺に第三者がいて、噂をし合ったり、敵味方になったりすることがあり、直接のトラブルはなくても、気まずい関係になることもあります。もしそうであったら、多少無理は伴いますが、関係改善に努力するよう心掛けるのが、交際のコツなのです。
セールスという仕事自体、いわば人間関係の技術なので、このような微妙な時にこそ、それを乗り切らなければ、成長はありません。まして、それを乗り越えたあなたを、とがめる人などどこにもあろうはずもありません。
いま、あなたのケースをみるに、これこそ人間関係改善・強化のチャンスであることは間違いないのですから、こだわりを捨てて訪問することをおすすめします。ただ、どんな形で(口実で)訪ねるかはひと工夫いりそうです。
「この度は新築おめでとう」と言って行くのは簡単ですが、それで不自然なら「近所にきたので、ついでといっては失礼ですが……」とか「住宅には関心があります。ちょっと拝見したいのですが……」というのもよいでしょう。
まわりくどい方法としては「○○さんから素晴らしいお家と聞きましたので、拝見に……」というのもあります。
このとき、大切なのは手土産に便利な家庭用品を(あまり高価でなくてよい)持参することです。なお、訪問日は日曜がよいのでは……。



