
就職の世話をしたが失敗
Q30
知り合いの筋からご子息の就職希望先にIT会社の紹介を頼まれ、私がそこの事業保険を担当しているので人事部長に相談しましたら快く受付けてくれたのです。
ところが結果は成績不良で不合格。この話がまとまれば新しい契約も期待できたのですが、このあとどんな形で努力を生かすべきでしょうか。
A 結婚や就職のお世話ごとは商の広いセールスの方がよくなさることで、決して悪いことではありません。その意図として既契約者、つまりお客さまへのアフターサービスとか、ごく個人的な親切心として行う場合もありますが、仕事中心の考えを貫けば新規の契約を狙うための、ビフォアサービスとして行う場合も当然ありうると思います。 あなたのなさったサービスは、ビフォアサービスに当たるわけですから、これが巧く成功したのに合格できなかったのは残念です。
しかし、就職の紹介というのは、契約を一件まとめるのとは違い、一生の生活を託す重大な決定であり、採用する企業のほうでも安易に決めかねる問題です。そのご子息の成績が不良ならなおさらのこと。ただしこれを本人に告げるのは残酷な話ですからおやめになって、あくまでも特殊な縁故関係者が多いとかの理由で当方の力不足を強調しておいた方が無難です。
また、先方の人事部長には、たとえ断られた結果であるにせよ、受付けていただいたことへのお礼は十分にすべきでことは、申すまでもありませんが、お礼は言葉だけでなく、粗品をあなたが贈る形がきれいです。
親ごさんからも、礼状くらいの挨拶をしていただく。そうすることにより、あなたの会社への信頼が高まり、今後の開拓の余地も生まれようというものです。
このケースは団体契約をお持ちのIT会社の信用を優先し、禍転じて福とすることを考えられたほうがよろしいように思いますし、また、今後の仕事にもプラスすると信じます。
一方、不合格のご家庭のほうですが、恐らく何社か並行して受験中でしょうし、今年の就職状況からみればどこかに入社の可能性はあるでしょうから、引続き激励してあげて下さい。
そして一つの案としてはあなたへの会社の就職の道もあることをほのめかしてはいかがですか。生保会社には幹部候補生制度もあり、学卒者で採用されて成功する人が多いこともこの際PRしてもよいと思います。
ともかく、失敗と考えず、人間関係をより深めるチャンスと信じて親切にサービスしましょう。



