保険営業のためのモチベーションアップ術
しもやんランド 代表 下川 浩二氏
第1話
生きがい持てる仕事でステージアップ
未来への心配は不要
みなさんは、「成功するためのABCDの法則」を聞いたことはありますか? これは「A=当たり前のこと」を「B=馬鹿にしない」で「C=ちゃんと」「D=できる人」が成功するという法則です。
当たり前のことを徹底的にやってみる。誰でもできることを誰でもできないくらい大量にやってみる。そうすると、未来が変わるということです。 これから、私がお伝えすることは、特別なことではありません。どんな人にでもできることばかり。素直に聞いていただいて、素直に実践してみると、必ず良い変化がやってくると思います。
そもそもモチベーションとは、何でしょうか?簡単にいうと、やる気、元気、情熱です。そのモチベーションを取り戻すために、まず考えてみるべきことは、なぜモチベーションが下がったのかということです。
保険営業マンが元気がなくなる原因とは何か?一度、自分にあてはめて考えてみましょう。
いろんな答えがあるとは思いますが、多くの方に共通することをご紹介すると、
・何年も同じ仕事をしてきて、マンネリ化してきた。
・成績不振、行くところがない。
・未来に不安を抱えている。
・何のために頑張っているのか、わからない。夢や目標もない。
・拒絶にあって自信がなくなった。
実は、この原因は保険営業14年間で体験してきた私自身が、心の中にかつて抱えていたものばかり。共感していただけるものがたくさんあるのではないでしょうか。
つまり、この原因になるものを一つずつクリアしていけば良いということです。
●マンネリについて
長年保険営業をやっていると、自分の仕事のパターンに新鮮味がなくなって、飽きてくるということ。人間は同じことの繰り返しを続けていると飽きてしまい、面白くなくなって、面倒くさい気持ちになったりします。つまり、始めた当初は情熱があったけれども、長く続けているうちに飽きてしまい、情熱がなくなり、モチベーションが下がってしまう。保険営業という商売を繁盛させるためには、商い=飽きないことが大切です。
では、マンネリを打破するには何をすればいいでしょうか。特効薬としては、新しいことを始めるのが一番だと思います。営業の仕方で新しいやり方を始めたり、仕事の方法でも新しいことを始めたり、営業に関係なく、新しい人にどんどん出会ってみる。その行動の結果、必ず何らかの変化が起こります。
この変化が心に刺激となったり、仕事の中や人脈の広がりに新しいチャンスがやってくる。これを「CHANGEの法則」といいます。
CHANGEの文字の中の「G」という字は、「C」と「T」の合成です。変化を求めて新しい行動に出ると、必ずやってくるのがトラブル。新しいことを始めても、すぐにはうまくいきません。
また、障害や周りの人からの反対や批判、壁が立ちふさがります。これらのトラブル「T」がやってきます。
しかし、このトラブルをクリアして乗り越えると、「T」が消えて、「C」になります。すると、「CHANGE」が「CHANCE」に変わります。大きな変化に取り組むほど、ドキドキするようなチャンスがやってきます。
また、このチャンスをあえて日本語で言う「兆し」になり、せっかくこの「兆し」が見えてきても、背中を向けて遠ざかってしまう「逃げる」人もいれば、目の前の「兆し」を横目で見るだけの「眺める」人、自分の手でつかもうと行動する「挑む」人もいます。
挑戦するためには、まず自らがその原因となる変化を求めなければいけないということです。何かに挑戦している姿というのは、モチベーションが間違いなく高い状態です。
●成績不振など
原因の2つ目は、成績不振で収入などの未来に不安があったり、過去に拒絶にあったトラウマにとらわれて自信をなくし、悩んでいる状態。これについてはどんな考え方をすると良いでしょうか。
身近にいる幼稚園生とか小学生たちを思い出してください。彼らは、みんな目が輝いていていつも元気に遊んでいます。なぜ、いつも元気でいられるのでしょうか?
彼らは、過去の嫌な思い出に囚われていません。未来の不安も感じていません。つまり、今この瞬間、この瞬間を楽しんでいます。人は、過去の出来事を悔やんだり、未来に不安を持つだけで、自然と元気がなくなってしまうということです。
大人の我々も、過去や未来を思い悩むのをやめて、今この瞬間を楽しむという価値観を持つだけで、沈む気持ちや落ち込む気持ちがなくなったりします。大体、心に沸き起こる不安の90%は、実際には起こらないと言われています。自分の未来への心配や不安の多くは、不要だとわかれば、心が少しは軽くなるのではないでしょうか。
「好き」を仕事にしよう
●夢や目標もない
最後の原因は何のために頑張っているのか、わからない。
「何のために仕事をしているのか」は究極の大人への質問と言われています。この質問の答えの多くが「食べていくため」「生活維持のため」「住宅ローン、教育費、生活費を稼ぐため」。
この答えを突き詰めていくと、仕事をしているのは、「食べていくため=お米を買うため」ということになる。このような仕事を「RiceWork」(お米を買うための仕事)と言います。
しかし、ずっとライスワークのままでは、いつかむなしくなってしまいます。世の中見渡せば、この仕事が好きだからやっているという「LikeWork」の方も探せばいっぱいいます。 「好き」を仕事にすると、辛いことも辛くなくなり、疲れもなくなり、仕事自体が楽しくなる。つまり、今の仕事を好きになる努力をしてみることです。
自分のしている仕事が心から好きになるために、今よりもさらに面白くなる方法、さらに楽しくなる方法を100個以上アイデアを出して、実行してみる。私自身も実際に書き出して一つずつ実践してみたことがあります。気付いたら、仕事が楽しくなっていました。
楽しく仕事をしていていれば、お客さまからの笑顔や感謝の数も増え、自然と成績が上がる現象が出てきます。その状態になったら、これこそ自分の仕事を天職のように感じながら仕事をしている状態になります。これが「LifeWork」。
そして、そのライフワークをしていると、回りの人から、「あなたに出会えてよかった」「あなたがいるだけで周りが明るくなるよ」「あなたがいると世の中が明るくなりますね」と言われるようになります。この状態が、「LightWork」(ライトワーク)。ライトで世の中を明るくするような仕事という意味です。
この4つの「Work」ステージをどんどん上がっていけば、そのたびに、自然と元気が出てくるということです。
●やりがいと生きがい
「やりがい」と「生きがい」の違いはなんでしょうか?
私なりの解釈を申し上げますと、「やりがい」は、自分の目標を達成したり、自分の夢を実現できた時に感じるもので、「生きがい」は、人様の役に立てた時、世の中に役立てた時に感じるものです。仕事にやりがいを感じながら、大きな収入を得るようになれたとしても、心が豊かに幸せになれるとは限りません。
人は、人のために役に立てる自分を発見できた時に、大きなモチベーションを感じるものです。人間は、困った時に助けてもらうのも嬉しいですが、困っている人を助けてあげられる方がもっと嬉しいものです。モチベーションの源は、嬉しいとか、楽しいとか、面白いという感情から生まれるもの。
ぜひ、生きがいを感じられる仕事を目指して、「LikeWork」や「LifeWork」や「LightWork」へ、いち早くステージアップしていくことを心がけてください。
次回は、実践編をご紹介します。
■下川 浩二
しもかわ・こうじ
1962年生まれ。大手証券会社で証券営業を10年間。ソニー生命保険で11年、保険代理店ホロスプランニングで3年間生命保険営業を経験。
05年12月に小資本成功実現研究会を設立後、08年2月に「しもやんランド」を設立。自らの20年を超える営業マン経験と多くの成功者から直接学んだ実践成功法則を「下川式成功手帳」として開発。この手帳術は、河出書房新社から「凡人でも面白いほど進化する成功手帳術」として出版した。
http://plaza.rakuten.co.jp/shimokawa
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