お客さまに伝えよう賢い保険加入の仕方
池宮城直美
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妻の保険の必要性を見直す 住宅ローンや心の余裕を考慮
テレビで保険会社のCMをよく見かけるようになりました。不払問題から信用を呼び戻すためのイメージ作りです。この機会に乗じて保険内容の確認、見直しをしてみましょう。
最初に考える必要があることは何でしょうか? リスクの優先順位をつけることです。
その中で保障を重視したとします。なぜ必要なのですか? 結婚していれば配偶者の生活を維持するためと答える人は少なくありません。
家があり、ローン名義が夫一人なら、支払はなくなり家は手に入れられます。ローンが2人の名義なら亡くなられた方のローンは消え、残された方のローンが残ります。最近ではローンの形はこの両方の場合があります。
家を手に入れるだけなら、単純に考えて生活維持のために死亡保険金を取り崩していくことで解決することもあります。
しかし、このケースは大きな問題を抱えています。お気づきですか? ローンだけは夫名義ですが、実際の負担者は夫婦2人の場合です。専業主婦の減少を考えても、妻の外での働きが大きく影響しているのです。
このケースで一般的に考えられているリスクは、夫が先に亡くなることのヘッジのみです。
妻がフルタイムでもアルバイトでも負担しているなら気をつけなければなりません。目に見えていない妻の働きは思っている以上に大きいものです。
ローンだけを取ってみても分かります。単純に月2万円だけ家計に負担していたとしましょう。その妻が先に亡くなった場合、現在支払っているローンに2万円プラスしなくてはなりません。ここだけを取ると分かりにくいのですが、10万円のローンのうち、口座からは同額の10万円引き落とされていますが、夫の支払分は8万円だけということです。このプラス2万円は相当きつい生活を強いられることになります。そのうえ子どもがいたとしたら、妻の仕事に代わるベビーシッターなり家政婦さんなりを雇わなくてはならないことになります。
よく自分の生活には妻の保険は要らない、自分一人で食べさせているから妻が先に亡くなっても困らないなどと、よく聞きます。実際はそんな甘いものではありません。感じていないだけで、細かなところで自分以外の人が片付けていることを想像してみて下さい。
また、買い物一つを取ってみてもすばやく安い買い物ができますか? ついつい手短かなコンビニで買ってしまい、家計に負担をかけてしまうのではありませんか。最近では自ら家事をすすんで行う夫も多くなりましたが、そのことによる時間的負担はどうすることもできません。
保険で100%補えるわけではありませんが、心の余裕は持てます。




